本研究では冷戦後における東アジアのセキュリティに関する風景を考察するために、日本と韓国の協調行動を検討する。四つのケースとして、1)東アジアの平和と安定、2)日韓防衛協力、3)漁業と竹島・独島問題、と4)海上遭難救助活動 における日韓の協調行動を、国際関係論において近年発展されたルール構築主義のアプローチに沿って分析する。これらのケースの分析によると日本と韓国の同意の内容がルールとして機能するに十分に両国がどのように行動するかを規定している場合には、例え両国に多分野での軋轢があっても協調行動は認められるが、そうでない場合には協調行動は必ずしも認められない。この結果が示唆することは、日韓におけるルール作りの重要性である。日本と韓国が曖昧に両国の協力や友好を標榜するよりも、両国がどのように既存の問題に対応したいのかを具体的に規定し、協調行動を積み重ねていくことが、日韓関係の発展、ひいては将来の東アジアの平和と繁栄に寄与するのではないかと思われる。
Abstract
1. Introduction:
2. Approach: The Insights of Constructivism(s)
3. The Peace and Stability in North East Asia and the Alliance
4. The Defense/Security Exchanges Between Japan and South Korea
5. The Issues of Fisheries and Takeshima/Tokto
6. The Rescue Missions at Sea
7. Conclusion:
參考文獻
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