日本の大国化とネオナショナリズムに関する一考察
A Study of a world power and neo-nationalism in Japan
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第47輯
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2009.11297 - 326 (30 pages)
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日本では、1990年代半ば以降「つくる会」が日本の右派運動․歴史歪曲運動をリードしてきた。「つくる会」は2005年の教科書採択率の低さをめぐって内紛のあげく分裂した。「つくる会」から分裂したグループは新たに「日本教育再生機構」「教科書改善の会」を設立したのである。その結果、扶桑社と自由社という2つの出版社から、非常によく似た内容の2種類の歴史教科書が出されるという事態を招き、自虐史観の克服を掲げる敎科書が2冊存在する異例の状態となった。また、教育基本法と学校教育法、学習指導要領などの改正によって「国家主義的」内容が歴史教科書にあふれるようになった。改正法律の一つの重點は、愛国心や道徳心․公共心․伝統․文化など国定の徳目を教育の目標としてしたことであり、この法律を通して国家が心まで管理する、さらに奉仕活動や「日の丸․君が代」の強制などを通じて国家に従順な人間を育成できるようになったのである。この法律がすべての学校の教育内容を統制する役割を果たすことになっている。この影響で2009年檢定に合格した「つくる会」の歴史教科書(自由社)も日本の侵略․加害を否定し、日本人の歴史認識․戦争認識を歪める内容になっている。むしろ怖いのはこの運動そのものよりも、その出現が示した現代日本社會の心の闇である。幻想の希望を集めて膨れあがってゆく、無定形なナショナリズム運動と日本社會。より怖るべきナショナリズム運動が出現する可能性は決してゼロではない。
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