慾望과 無慾의 내러티브
Narrative of Desire and Selfrenunciation
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第47輯
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2009.11347 - 370 (24 pages)
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アニメ「千と千尋の神隠し」は、霧のむこうのふしぎな町というファンタジー小説を原作として作られたと言われるが、二つの作品の内容を比較してみると、共通点よりは差異点のほうが際立って見える。同じ作品のジャンル変化ではなく、全く異なる作品のようにも思われる。「千と千尋の神隠し」における霧のむこうのふしぎな町との共通点は、すぐ差異点につながるのである。特に「千と千尋の神隠し」のほうは著しく資本主義的欲望の表現へとつながる。たとえば、湯屋のピラミッドの形の社会構造や、満足知らずで何でも食べてしまうカオナシの存在は、人間の欲望を再現している。<千と千尋の神隠し>における欲望の意味は、二つに分けて考えられる。ひとつは、満たされることのないラカン的欲望、もうひとつは「生きる力」としての欲望である。前者は限りない欲望で、湯婆やカオナシで代表され、後者は主人公の千によって代表される、むしろ無欲に近い欲望である。その意味で二つの欲望はまったく違うものである。「生きる力」としての欲望とラカン的欲望とを違うものに見るか同じものに見るかは単純な問題でなない。ただ、この欲望の叙事と無欲の敍事とが妙に捻られながらも、またいっぽうでからみあっていくのは、宮崎の日本的主体意識とも関係があると思われる。
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