학술저널
鄭承博文学における「明․暗」の意味
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第49輯
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2010.05343 - 362 (20 pages)
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本論文はいままであまり研究されていない在日同胞作家である鄭承博の文学に表れている「明․暗」の意味を探るのが目的である。本稿では、彼の代表作である「裸の捕虜」を書いた直前である1971年6月、農民文学6月号に発表した「追われる日々」をいくつかのキーワードを中心に分析するつもりである。鄭承博の小説の特徴は、多くの作品が自分の体験を基にしているということである。苦難の多い人生を生きた彼は多くの在日作家達が在日朝鮮人社会の中で成長し、生活した反面、日本社会の差別構造の中で暮した。したがって、彼の人生の色は暗いもの、即ち「暗」が占めている。しかし、鄭承博の作品の中にはちらちらと見えるユーモアがあるのだ。筆者はこういう明るい部分を「明」と名付けたいのである。暗い状況の中でも輝いている彼の明るさを探るのがこの研究の目的である。
1.はじめに
2.「負われる日々」
3.「追われる日々」に表れる「明」と「暗」
4.おわりに
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