群集の中を求めて歩く
Research on high economic growth period of Japan
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第50輯
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2010.08379 - 396 (18 pages)
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本論文は、筆者が現在行っている高度経済成長期についての研究の中で考えた意見や観点、疑問を集約させたものである。高度経済成長とは何かという、高度経済成長期の概観を行うとともに、高度経済成長期を特徴づける企業中心主義が、日本というものを捉える一大要素となりうるのではないかという点。次に、その企業中心主義は何に起因しているのかに関し、その起源として701年に制定された大宝律令が挙げられるのではないかという点。さらに、高度経済成長期を捉え直すにあたって、今を生きている日本人が、高度経済成長期と聞いてどのようなことを想起するのか、高度経済成長期と聞いてどのようなものとして回想しているのか、といった日本人の記憶からの視点が今後重要となるのではないかという点。これらの疑問を、本稿において筆者の思考を整理するとともに、今後の研究の方向性を探る礎石としたい。
1. はじめに
2.日本の特殊性
3.高度経済成長期とはどのようなものだったのか
4.企業中心の日本、その起源はどこに由来するか
5. あの頃は描かれる高度経済成長期ー記憶の再生産高度経済成長期を生きた日本人の記憶
6.おわりに
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