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학술저널

ヤタガラスのルーツに関する一考察

A consideration about roots of “YATAGARASU”

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本稿は、韓․中․日の三ヶ国における烏関連の資料を取り上げて、烏と太陽信仰との結び付きを追及しながら、ヤタガラスのルーツを考察したもので、その結果は次のとおりである。日本の記紀神話におけるヤタガラス伝承は、鳥の種類には若干相違があるものの、その役割において同じモチーフ、つまり軍の先導者、軍使、軍の戦闘勝利への助力者の三要素を同時に持ち合わせていることが確認できた。また、ヤタガラスが高木大神の使者として登場しているのは注目すべきことで、そこには中国伝来の太陽思想、つまり三足烏を太陽のシンボルだとする考え方が知識として生かされていると考えられる。そして韓半島には古文献こそ日本のようなヤタガラス伝承は見受けられないものの、高句麗などの遺物には太陽の中に三足烏を描き入れた壁画や彫刻があり、中国伝来の三足烏と太陽との結び付きが見受けられるのである。こうしたことから日本の記紀神話におけるヤタガラス伝承に見受けられる烏と太陽の結び付きは、おそらく高句麗を通って日本に伝わったのではなかろうかと推測される。

一、はじめに 

二、記紀神話におけるヤタガラス伝承

三、日․中両国における烏と太陽信仰

四、ヤタガラスに関する諸説

五、韓半島におけるヤタガラスの痕跡

六、結び

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