本考では不易流行思の想受用における影響関係に対して考察した。時代を超越して優秀な文芸作品には、ある共通する本質的なものが存在する。古人が残した優秀な作品に感動し、また現在の優秀な作品にも心ひかれるのは、そこに何かの共通となる本質的なものを想定していて、それが「不易」だ。しかしひとりひとりの文芸作品が優秀となるためには、常に独創的でなければならず、時代の流れとともに動き、新しさを追求しなければならないことが「流行」だ。芭蕉と杜甫の文芸観にもこのような不易流行思想が現われている。文章は千古不朽の物なのに比べ、文体は絶えず変わることだと思う。芭蕉が杜詩「禹廟」と「武侯廟」を踏襲真書文句で書いたことは、それに表現された杜甫の自然物及び表現手法を受容したのである。万物流転という思想で<物>を「不易」と「流行」という二つの面で考察した。天と地、日と月、山と川は悠久する。季節は自然の法則によって秩序整然に運行する。植物と江を「不易」と「流行」の両面から把握したのだ。山は静で、江は動。雲は変化し、銀河水と月は変わらない。銀河水と月が外見上変化するように見えるのは、それにかかっている雲の移動のためである。芭蕉と杜甫の作品で二人は自然、人生及び物事の本質を洞察したのが分かる。変化しない自然界と激動する人間界を対照的に描写する場合、いつも変わらず秩序整然と運行する自然界に対する憧憬を詩歌で吐露した。二人の他の点は、杜甫は戦乱の世上を生きた人間だから、その作品は宇宙の真理、人生と物事の本質を表現し、憂国慨世の情も表現した。杜甫は人間界も自然界のようにお互いに調和し秩序整然され行くことを望んでいた。一方芭蕉は太平聖代を生きた人物に、ひたすら文芸を追求したから彼の作品は政治的色彩がない。
Ⅰ. 序論
Ⅱ. 芭蕉의 不易流行思想成立過程
Ⅲ. 芭蕉의 不易流行思想과 杜甫
Ⅳ. 結論
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