韓国人学習者の日本語の複合語アクセントの生成
Speaking analysis of Japanese Compound accent by Seoul director and Kyonsando director
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第54輯
-
2011.0857 - 78 (22 pages)
- 37
日本語を学ぶ学習者において最も困難とされるのは韻律的特徴であろう。その中でもアクセントは教育の現場でもいろいろな理由で回避されているのが現状である。ところが、日本人らしい日本語を駆使するためには正しいアクセントの習得は欠けない。学習者にアクセントを教育するためには学習者に合った教育が一番効果的であろう。アクセント教育でも学習者の実体を調べ、誤りの特徴とその原因を追求することで効果的に指導できる。 本稿は韓国人日本語学習者の複合語アクセントの習得状況を調べ、その実体を明らかにすることにその目的がある。そして、複合語アクセントを生成する際にどのような要因が影響するかを探った。その際、母方言の違うソウル方言話者と慶尚道方言話者の生成を比較し、方言差による生成の差があるかどうかも探った。その結果、平板型と拍数が多い語、特殊拍による核の移動のある型の生成が極めて困難で、後部要素が2拍以下で前部要素の末尾に核がある型が生成しやすい傾向があることが明らかになった。両方言話者ともに全体的に-3型が多いことは類似しているが、一方、ソウル方言話者は-4型、慶尚道方言話者は-2型になるという相違点も見られた。学習者の複合語の生成には語の拍数、つまり後部要素の長さ、前部要素の長さが関わり、また前部要素の音節構造、後部要素の音節構造と語の自立度とも関わりがあることがわかった。そして、ばらつきはあるが、アクセント生成に方言差は影響することが明らかになった。
1. はじめに
2. 先行硏究
3. 硏究方法
4. 結果及び考察
5. おわりに
参考文献
(0)
(0)