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학술저널

説得戦略としてのエートスを高める方法

A Study of Ethos Strategies

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本稿は、新聞の読者投稿を分析対象として、エートスを高めるのにいかなる方法が用いられているかを明らかにしたものである。 エートスとは、弁論者の人柄(性格)が信頼するに足りると思わせることによる説得であって、アリストテレスはエートスをもっとも強力な説得力を持つ説得手段として挙げている。それだけに、新聞の読者投稿の中にもエートスを高めるための様々な工夫が行なわれている。 分析の結果、読者投稿でのエートスは三つの方法により高められていることが分かった。一つ目は、逆接の接続詞を用いて論を展開することにより、書き手を多面的なものの見方の持ち主として浮彫りにし、視野の広さ、慎重さ、公正さを強調し、書き手のエートスを高める方法である。二つ目は、パトスの要素である憐れみや義憤が用いられ、書き手を道徳的な人物として印象づけ、そのエートスを高める方法である。三つ目は、書き手の知識、経験などを強調し、書き手に専門家のような権威を持たせることにより、エートスを高める方法である。 新聞に投稿する読者は、以上のような三つの方法から自分のエートスを高め、自分の主張に説得力を持たせることにより、読み手を説得していると言える。

1. はじめに

2. 逆接により高められるエートス

3. パトス的な要素により高められるエートス

4. 書き手「私」の権威により高められるエートス

5. おわりに

参考文献

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