男女別と年代別に見た日本の社会人の第三者敬語
Gender and Age Differences in Japanese Honorific Expressions to a Person of the Topic
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第55輯
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2011.11175 - 190 (16 pages)
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本稿では、日本の社会人の第三者敬語について分析を行い、男女別と年代別の特徴を明らかにした。具体的には、「父は行きました」と「部長は行きました」の2つの設問に対するアンケートの分析を行った。この際に、聞き手としては、家族、社外、および社内の聞き手を取り上げた。それにより、家族を基準としたウチㆍソト関係や、会社を基準としたウチㆍソト関係が第三者敬語に及ぼす影響について分析した。 本稿の主な分析結果は以下の通りである。父のことを自分より年代や地位の高いソトの聞き手に言う場合には、中立的表現がもっとも多く用いられ、正しいとされる低めた表現は女性が男性よりやや多く、話し手の年代が高くなるほど多くなっている。また、部長のことを部長以上の上司や課長に言う際には男女ともに、年代を問わず、高めた表現がもっとも多く使われるが、同僚や部下に言う際には、誤用とされる中立的表現がもっとも多く使われている。さらに、部長のことを他社の部長以上、課長及び同じ階級の人にいう際に、正しいとされる低めた表現を用いたのは約3-5割に過ぎず、その割合は女性が男性より高く、話し手の年代が高いほどやや高い。これは話し手と話題の人物の関係のみならず、話し手と聞き手の関係をもより重視される近年の第三者敬語における変化を示すものである。
1. はじめに
2. 先行研究
3. 調査の概要
4. 分析結果
5. おわりに
参考文献
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