言語学的に、民族的に一番近い関係にある韓国と日本はすべての分野で相互扶助の必要性がある。その中でも特に比較文化や比較文学の研究は韓ㆍ日の理解の基本であるにもかかわらず、まだその研究が足りないのが実情である。そこで、本考では韓ㆍ日の‘国民詩人'と言われる金素月と石川啄木との詩を比較研究することで、当時の両国の民族情緒を調べて見ることにする。対比考察の範囲は詩の素材、内容、それから当時の現実認識などである。 先ず、素材(家,家族愛,故郷)に関する対比考察を見ると、 ① 家 : 素月はいずれ訪ねてくる人に出会ってから一緒に理想的な家を建てようとしている。その家を建てる場所は東洋的な背景の所を選んでいる。啄木は自分の家族だけで幸福な家庭を築こうとしている。ただし、その家は足りない所が全然ない、豊かで富裕な家である。彼が願っている家の境遇は素月とは偉って西洋的である。 ② 家族愛 : 二人の詩人とも生まれ付きの境遇は極に不幸であった。しかし、その境遇に対して素月は怨望や反抗よりは受容的で順応的な姿勢をとっでいる。それに比べて啄木はそれこそ、人間的な愛憎で家族のことを思っている。 ③ 故郷 : 素月は‘故郷'とは自身の命の始まった所であるから最後には帰らなければならない所であると言っている。しかし啄木は苦痛と病という現実からぬけ出す手段として故郷を恋しがっている。次に、内容(悲しみ、愛慕、死)に関して考察をすると ④ 悲しみ : 二人に共通する悲しみは現実から始まった点であるが、素月の詩では人間の存在、そのものから出る悲しみが現われている。一方、啄木の詩では自分の理想と夢の挫折と生活での苦しみなどによる悲しみが描かれている。 ⑤ 愛慕 : 素月は現存していない人を恋しがっている。それから別れの時が来た場合は逆説的詩語で自分の自尊心を守ろうとしている。なお、詩の内容において女性的趣向はもともと、素月、本人の性格のせいもあると思うが、詩的効果を極大化させるために選んだAnima的要素である。啄木の愛慕は病と戦いながら慰められるため具体的な手段(思い出、瞳、手、声、姿)などをあげて愛慕を具体化させている。 ⑥ 死 : 素月は自身の持ているすべての不幸と苦痛を終える方法として自殺をしたが、啄木は ‘死’、そのものを怖がっていた。これは、素月は‘生’に対する未練がなかったが、啄木はかなわない理想と夢の未練を捨てられなかたことを意味している。 ⑦ 現実認識 : 素月と啄木、二人とも良心的知性と正しい判断力を持っている詩人であった。①から⑦まで現われた対比認識が韓ㆍ日の民族情緒と完全に一致しているとは言えないが、当時の普遍的な情緒とは言えるだろう。それから、二人の詩をより深く理解するためには、やはり当時の時代相を念願に置かなければならないと思う。
1. 序言
2. 詩的 発火의 根源, 두 詩人의 生涯
3. 素材의 対比 考察
4. 內容의 対比 考察
5. 対比的 現実認識
6. 結言
【参考文献】
【日文抄錄】
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