학술저널
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本稿は、在日韓国人作家である柳美里は「在日朝鮮人文学」の枠に値しないとする者があるからこそ、柳美里の小説に表現されるディアスポラを考察しているものである。 ディアスポラは在日韓国ㆍ朝鮮人と深く関わりのある言葉であり、概念である。そこで、柳美里の小説から〈在日〉を見出すことによりディアスボラを検証した。 柳美里のエッセイである『魚が見た夢』やインタビューなどから彼女自身におけるディアスポラを考察した。柳美里のエッセイ、インタビューからはディアスポラの概念と一致するといっていいほどの言葉が発せられている。 作品の中にはディアスポラが存在し、そのディアスポラには家族、父親といったものが大きく浮かび上がったのである。そして、またそのことは作品の主人公〈私〉達に大きく影響を及ぼしたといえる。このようにして、『石に泳ぐ魚』ㆍ『フルハウス』ㆍ『家族シネマ』にディアスポラがあったといえる。
〈要旨〉
1. 序論
2. ディアスポラの槪念
3. 小說的形象とディアスポラ
4. 家族の「再生」と「崩壞」の意味
5. 結論
【参考文献】
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