高村光太郎の詩集『智恵子抄』における智恵子のイメージは、詩集の中のいくつかの作品に出てくる「サンタマリア」という言葉と関連づけて語られる。光太郎と智恵子は、出会いのほのぼのとした好意がやがて恋心に変わり、熱病のような愛の時を過ごした二人はやがて結ばれ、互いを思いやりながら仕事に励む。突然の智恵子の精神病の発病は、光太郎に戸惑いを与えた。光太郎は懸命に妻の世話をするが、結局智恵子はあの世へ逝ってしまう。しかし、光太郎は死を乗り越え、智恵子との出会いと恋愛時代、結婚生活、智恵子の発病による生き地獄のような苦痛の日々、智恵子の死と死後追慕の切なきまで、すべて詠っている。このように光太郎と智恵子のほとんどの人生を詠っている『智恵子抄』の中での〈サンタマリア〉の意味は単純な恋を超絶した母性の愛までをも智恵子から探しだし、それを感じ取ることで絶対的な愛の象徴である〈サンタマリア〉が持っている意味を妻智恵子にオーパーラップさせていると考えられる。
〈要旨〉
1. 머리말
2. 「N-여사에게」와 「연인에게」의 산타마리아의 변화상
5. 맺음말
【参考文献】
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