학술저널
『校正再刻とがのぞき規則』の改訂意図
A Study of the Intention of Revision in “TOGA NOZOKI KISOKU” - Focusing on the Revision of a Sentence
- 일본어문학회
- 일본어문학
- 日本語文學 第56輯
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2012.02113 - 132 (20 pages)
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本稿は、1598年刊行の『サルバトール·ムンヂ』と、日本司教プチジャンが増補改訂した1869年刊行『校正再刻とがのぞき規則』の文の改訂に注目してその改訂意図を明確にするものである。 その結果をまとめると、省略させた文は『落胎』や『男女問題』など時代にあわない部分が大部分で、それを除くと文を大体追加させる傾向を見せた。新思想や新知識がはやっていた頃刊行された『校正再刻とがのぞき規則』は、それに伴って信徒が守るべき項目が多かったことは自然であったと思われる。用語用字においては読み手の読みやすさを考慮しながら時代性を反映させている改訂意図をもっていたというなら、文においては省略と追加による新思想や新知識を十分反映させる改訂を意図したと言えるだろう。要するに『』校正再刻とがのぞき規則の序文の『古今の情態異なる事などを取捨して梓にえらせ』を実践させているということである。
Ⅰ. はじめに
Ⅱ.「サルバトール · ムンヂ」における文の省略
Ⅲ.「 校正再刻とがのぞき規則」における文の追加
Ⅳ.おわりに
参考文献
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