金マリア(1892~1944)は19世紀の末生れた朝鮮の独立運動家でありかつ女性啓蒙運動家としてわが国の歴史上に大きな足跡を残した人物である。 彼女が1998年7月の独立運動家に選定されたのもこのような彼女の生涯の評価と深く関わっている。 金マリアに対する研究書としては金永三が書いた伝記金マリア(韓国神学研究所, 1983)が彼女の詳しい一生を伝えてくれる。 一方, 朴容玉の韓国女性抗日運動史(知識産業社, 1996)と崔恩喜の韓国近代女性史等にも抗日運動と関聯する記録とともに彼女の活動を簡略に紹介しているが, このような文章は彼女が残した大きな業績には及ばない記録に止まっているのが現状である。 そのような意味でこの論文では金マリアの出生と成長過程を通じて彼女の思想形成の過程を調べて見ると共に、 彼女が主張した民族魂と女性啓蒙の現在的な評価を試みてみた。 島山安昌浩は1923年“金マリアのような女性同志がせめて10名ぐらいあったらば韓国は独立が出きたろうに”といったことがある。 一方金奎植もマリアを韓国の歴史上の最大の人物として数えつつ未来の歴史家たちが彼女の業績と独立運動の方法を極めて讃めることを早くも予言していた。 また李承晩と金九, そして白樂濬ら先覚知識人たちも金マリアの偉大な生涯に敬意を表わしながら彼女を歴史上の偉大な人物と決めるのに躊わなかった。 そればかりでなく金マリアの裁判を担当した日本の河村検事までが“おまえは英雄である。しかしおまえよりおまえのような人間を生んだおまえの母がもっと英雄である”11)と述べたということは金マリアの生涯がどのようなものであったかを暗示してくれるのではなかろうか。 日本の検事までがあえて‘英雄’という言葉で表現した彼女、彼女の民族に対する至大な愛と愛国主義をあらためて綜合的に評価する作業が必要であろう。
들어가며
가. 민족자각의 산실이 된 가정과 학교
나. 유학지로 선택한 일본에서의 활동
다. 남녀평등주의와 여자교육을 주장한 선각
라. 이광수가 바친 시- 누이야
맺음말 - 김마리아에 대한 평가
참고문헌
<日本語要約>