학술저널
本稿では、英国の作家メレディスの詩学や思想についての日本での受容に注目して、日本近代の思想的変遷を探る。日本のメレディス受容に重要な位置を占めたラフカディオㆍハーンと、その日本理解を意識的に踏襲しようとしたヨネㆍノグチ。ノグチはハーン没後、独自にメレディスについての論考を重ねた人物であり、そのメレディス観は彼自身の後の日本主義への傾斜を示唆するものとなる。帝国大学で教鞭をとったハーンのメレディスに関する講義が、国内外でどのように受容されていたのか。そして当時の若い世代にもたらしたメレディスへの認識や理解は、ノグチの執筆活動の中、とりわけ戦時期の思想の中で、いかなる転換や理解を生んだと考えられるか。メレディスの思想や詩学が、聖戦や闘争の論理、日本主義やその後のウルトラナショナリズムへといかに展開したか。本稿はその軌跡を、明治期に因を発して大正期から昭和期のメレディス受容の中から探ったものである。
일본어요약
1. はじめに
2. メレディス受容の初期
3. 大正期から昭和へかけてのメレディス受容
4. おわりに
參考文献
(0)
(0)