本稿は現代日本語の非因果関係の「ノダ」文を対象とし、命題内容と時間性、モダリティなどの観点からその文法的な特徴について考察したものである。その主な論点をまとめると次のようになる。 まず非因果関係の「ノダ」文を構文的な観点から全体補充説明文と部分補 充説明文に分け、さらに意味的な観点から前者の下位タイプとして、具体化と一般化、言い換えなどに分けられる。また、命題内容の観点から部分補充と言い換えの場合はその制限がないのに対し、具体化の場合は主に時間的限定性のある運動と状態が、一般化の場合は主に時間的限定性のない特性と本質が用いられる点を指摘した。 第2は時間性の観点から全体補充の場合はタクシス的に同時的である点 と、抽象化の程度が具体化の場合は個別的出来事が好まれるのに対し、一般化の場合は一般的な出来事がなじむといった特徴がある。さらに、言い換えと部分補充の場合はその制限がない。 最後にモダリティの観点から一般化の場合は存在論的に制限がないのに 対し、他のタイプは現実に限られる。認識論的には部分補充の場合は制限がないのに対し、他のタイプは直接認識がなじむ、といった特徴がみられる。
일본어요약
Ⅰ. 들어가기
Ⅱ. 선행연구와 본고의 입장
Ⅲ. 분석 및 고찰
Ⅳ. 나오기
참고문헌
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