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학술저널

戦後日本の雑誌メディアにおけるサッカ ー言説とその受容

Soccer Discourses and Their Reception in the Magazine Media of Postwar Japan: The Code of Reading Sports and Its Connection to Culturalism

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本稿は、戦後の日本社会における雑誌メディアを通したスポーツ言説とその受容につ いて、1960年代から1970年代にかけてのサッカー雑誌を事例に検証するものである。具体的には、雑誌上でスポーツがいかに語られていたのかを検証する。それと共に、雑誌というメディアでスポーツを読む、いわば「読むスポーツ」としての営みが、当時の日本 社会とスポーツ文化において、どのような意味を持っていたのかを歴史社会学的に考察 することを目的とする。 まず、日本初のサッカー専門誌が創刊された当初のサッカー言説に着目し、当時の雑 誌上ではサッカーが「知的なスポーツ」として語られていた状況を明らかにした。こうし た「知的スポーツ」としてのサッカー言説の多くは、学歴エリートとしての社会的属性を 持つ日本蹴球協会の関係者によって語られていた。そして雑誌上での学歴エリートによ るサッカー語りは、読書の重要性などが強調される点で、当時の大学キャンパスでの規 範的な文化であった教養主義との近接性を帯びる様子が浮き彫りとなった。 そして、その過程で読者は、当時「マイナー․スポーツ」とみなされていたサッカーの 正統性を「知的さ」に見出し、雑誌を読むことでその価値観を共有していく姿が見られ た。当時サッカーに「知的さ」を読み込まれた背景には、サッカー雑誌の論者や読者の抱 く野球への対抗意識やサッカーが醸し出す西洋的なるものへの憧れが存在した。こうし た雑誌言説とその受容における「読むスポーツ」の規範は、Jリーグの理念との連続性に 見られるように、戦後日本におけるサッカー文化形成の一端を担うものでもあった。

Ⅰ. はじめに

Ⅱ. 雑誌上での「知的」なサッカー像

Ⅲ. サッカーを教え説く啓蒙メディア

Ⅳ. おわりに

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